どうも、たかしです。
以前の記事で、小屋暮らし予定地の庭、裏庭、小屋建築予定地、農地等々のマダニ分布調査をした結果、その全てにマダニが生息しており、もはや草という草にマダニが漏れなくくっついているという地獄のような土地であることが判明してしまいました。
一刻も早くこの状況を何とかしなくては、まともに屋外での作業をすることができず、当然小屋の建築なんてことは夢のまた夢ということになってしまいます。
ということで、今回の記事からは「マダニの大規模駆除シリーズ」ということで、空き家周辺に生息しているマダニの根絶目指して駆除していく様子をお伝えしていきます。
今回はその準備編となります。
膨大な数がいて、ギリギリ目に見えるぐらいの小ささで、噛まれれば最悪死にまで至る感染症をもたらす悪魔のような生き物を根絶するためには、生半可な装備では太刀打ちできません。
そのため、マダニを駆除しかつマダニが生息できるような環境含めて根絶することを目指し、今回はその準備を整える様子をお伝えしていきます。
それではやっていきましょう。
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①駆除の計画
今回、マダニの駆除作業は以下の流れで行っていきます。
- スプレーによる直接駆除
- 草刈り
- 除草剤散布
まずは前回の記事でもその効果を確認した「マダニ駆除スプレー」を使って、直接マダニが潜んでいるであろう草むらに向かって駆除剤を散布することによってマダニの数を減らします。
スプレー一つ1000mL で200㎡散布できると書いてあるのですが、小屋暮らし予定地は宅地部分だけで約400㎡ありますので、今回はスプレーを二つ用意しておきました。
駆除剤でマダニの数を減らした後に、草刈りを行ってマダニの住処ごと生息環境を破壊し、駆除していきます。
先に草刈りをしてしまうと、枝葉と一緒にマダニまで広範囲に散ってしまい、最悪服にへばりついたマダニによって噛まれてしまうなんてことにもなりかねないので、草刈りは駆除スプレー散布後に行います。
空き家の横にある作業小屋の中には幸いにも草刈り機が二台ありましたので、こちらを使って草刈り作業を進めて行きます。
そして最終的には除草剤を使って、マダニの住処となる腰下位の高さの草木を全て除去していってしまいます。
除草剤まで使うかどうかはかなり迷ったのですが、流石にここまでマダニが蔓延ってしまっている状況では一旦環境のリセットをするほかありませんので、その後の土壌環境への後遺症なんかも天秤にかけつつも今回実行することにしました。
こちらも電池式の噴霧器と除草剤が作業小屋に元からありましたので、活用させてもらうことにしました。
②草刈り機の準備
ここからは各器具の事前メンテナンスの様子をお伝えしていきます。
まずは草刈り機です。こちら2ストエンジン式の草刈り機となっていて、かなり古い感じですが売主さんの話によるとかなりパワーがあってまだまだ使えるとのことでした。
長く使われていなかったため、ガソリンは抜かれていたので新しく足す必要があります。
どうやら農機具にガソリンを足す際には、ガソリンとエンジンオイルを混ぜた「混合燃料」を自分で混ぜて作る必要があるそうです。
僕は郊外産まれ郊外育ちの準シティボーイで、ガソリン式農機具なんて使ったことが全く無かったので、混合燃料に関しても今回初めて知りました。
まずは混合燃料作成用のポリタンクにガソリンを投入します。
今回は試しに1Lのガソリンで混合燃料を作成することにしました。
ちなみにこのガソリンももともと作業小屋にあった物で、ワンチャン灯油なんじゃないかとビクビクしていたんですが、色的にちゃんとガソリンのようで安心しました(ガソリンはオレンジに着色されている。灯油は透明)。
そうしたら続いて、側面の目盛りに合わせつつエンジンオイルを投入します。今回は50対1のわりあいで混合するように説明書に書いてあったので、そのようにします。この混合用ポリタンクには、他にも25対1用など別の割合用の目盛りもありなかなか便利のようです。
蓋を閉めてさあ混ぜようと思ったらめちゃくちゃ蓋からガソリンが漏れました。締めが甘かったみたいです。怖すぎ。
混合が完了しました。
そうしたら早速、付属してきたノズルをポリタンクに付けて草刈り機に燃料を投入していきます。
1Lぐらいは入るだろと思って注いでいたら……
めちゃくちゃ溢れました。ヤバすぎヤバすぎ!!!
ガソリンだけはマジでヤバいですからね。気化したガソリンが部屋に充満した状態で火花でも散ろうものならマジで爆発ですよ。ひぐらしのなく頃にのレナ籠城から教わりました。
急いで換気してその場から逃げ去りました。
草刈り機は無事にエンジンがかかって作動しました。問題なく動くようです。
ただ、エンジンがかかるまでにチョークやらプライマリーポンプやら、何かと複雑な手順が必要で面倒でしたね。
僕は昔バイクいじりを趣味にしていた時期があったので何となく分かりましたが、普段エンジンスタートなんて車のプッシュボタンしかしたことない人からしたら意味不明すぎますね。草刈り機ももっとハイテク化を進めてほしい物です。
草刈り機のブレードには、チップソーの他にナイロンブレードもありました。どちらの方が有効かは使いながら確認していきたいと思います。
②除草剤・噴霧器の準備
続いて、除草作業に置いて重要な除草剤と噴霧器が問題なく使用できるかのチェックもしていきます。
噴霧器ように準備した単一乾電池4つをセットし、早速水を入れて試してみたのですが……
チューブで少しは水を吸い上げるのですが、ちゃんと噴霧口まで吸いだすことができませんでした。
分解してみて、ちょっと詰まりがあるような感じだったところをいじったりしたのですがどうにもなりませんでした。恐らくはモーターが劣化してしまっている物と思われます。
ちょっとは吸い上げるのならば……と思い、タンクを満タンにして試してみたらちゃんと噴霧されました。
とはいえ若干挙動が怪しいです。果たしてちゃんと使えるのか……
除草剤の方は希釈タイプなので、枯れさせたい植物によって倍率を変えていくようなのですが、今回はとにかく全体的に刈らせたいということで一番濃い25倍で希釈していくことにしました。
大体1Lに対し40mL投入すればいいということで、今回は10L分の除草剤を用意しました。
面責に対する除草剤の必要量というのが何だかややこしくかったので、とにかく多めになるように作っておきました。
③枝切ばさみを研ぐ
今回、腰下位までの木の横枝も伐採していきたいのですが、レシプロソーやノコギリだとカットする際に葉が体に掛かってマダニに取りつかれる可能性があるため、この両手持ちの枝切ばさみでカットしていきます。
ですが、この枝切ばさみが錆びまくっていて切れ味が終わっているため、事前に研いでおくことにしました。
まずは「荒砥ぎ」の面で表面の錆を取りつつ刃先を研いだら……
「仕上げ」面を使って研磨していきます。これだけである程度は切れるようになりました。
これにて事前の準備はすべて完了です。
④次回「駆除作業編」へ続く
今回はマダニの大規模駆除作業シリーズの準備編ということで、「草刈り機」「除草剤」「枝木切ばさみ」の事前メンテナンスの様子をお伝えしていきました。
次回はいよいよ駆除作業編へと入っていきます。果たして無事に駆除作業を完遂し、空き家に平和な環境へと整備することができるのか!? ご期待ください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。