どうも、たかしです。
小屋づくりの計画をガチで立てて行くくシリーズの、今回は内装編になります。
現在建築中の小屋も、ついに屋根が完成し、窓枠の取り付けまで進み、後は残すところ外装・内装・そしてドアなどの建具取り付けのみとなりました。
外装に関しては以前の「外装・屋根材編」で既に杉の野地板を使用することが決まっており、既に必要分調達しているため、後は内装をどのようにしていくのかを考えればほぼほぼ小屋の全容が決まることになります。
という訳で今回の記事では、小屋の内装に関して「床材」「壁材」をどのようにしていくかを考えていきます。
それではやっていきましょう。
関連記事
①床材の計画
1.選択の候補
床材の選択肢としては、色々な選択肢があげられます。
まず一つ目が、空き家のキッチン補修の際にも使用した「クッションフロア」です。
クッションフロアの利点は、何といっても材料費の安さ。下地合板の上に直貼りすることが可能で、専用の両面テープを使用して接着することができるため、非常に手軽に施工することができます。
見た目にも色々なデザインの物が販売されているため、部屋の雰囲気を自分の好きなように仕上げることができます。
デメリットとしては、それなりの技術が無いと端のおさまりが汚くなったり、施工途中に折り目がついてしまったりと、ちゃんときれいに仕上げるのが意外と難しいということ。
そして何より、クッションフロアとはいってもやはり下地合板に直貼りしてしまっている場合は地面が固い感触になってしまうということなどがあげられます。
二つ目の選択肢はフローリングです。
フローリングは木無垢の物もありますが、ホームセンターでは合板と化粧シートを組み合わせた複層フローリングがお手頃な価格でDIY向けとして販売されています。
メリットとしては、やはりフローリングですから歩いた時の柔らかさや感触に安心感があり、また施工に関してもそこまで複雑な手順はありません。
ただ、値段は物にもよるとは思いますが、複層フローリングの安価な物でもクッションフロアよりは費用が高くなる場合がほとんどです。また木材なので、クッションフロアよりも耐水性で劣る面はデメリットと言えます。
3つ目の候補は「カーペットタイル」です。
カーペットタイルは、施工は床面のサイズに合わせて切り取って貼るだけですので難易度で行ったら一番簡単と言えるでしょう。
またカーペットですから、上記2つには無い感触と温かみが感じられるのもメリットと言えます。
費用面では、物にもよりますがクッションフロアよりは高価で、フローリングと同等かそれ以下といった感じでしょうか。
デメリットは、メンテンナンスの難しさだと言えるでしょう。水汚れには弱いですし、タイルカーペットは基本的に洗ったりもできませんから、汚れてしまったらその部分は交換・破棄するしかなくなります。
また、耐久面に関しても不安が残るところです。
2.採用したのは……
以上3つの候補から今回僕が小屋の床材に選んだのは……
フローリングです!
選出した理由としては、元からフローリングが良いなと思っていたところに、上記画像の在庫処分で半額セールの物が目に飛び込んできたので即決した感じですね。
クッションフロアはキッチンでもう試したので、新しい素材にチャレンジしたいというのもありましたし、タイルカーペットも元々住んでいたアパートでもう使用したことがあったので、今回はフローリングで新しい体感をしたいと思いました。
半額セールの6枚入り約5000円+バラ3枚約2700円で合計出費は約8000円。流石にクッションフロアよりは高いですが、かなり節約できたのではないかと思います。
②壁材の計画
1.選択の候補
壁材の候補も三つあります。
一つ目はOSBボード。こちらは合板の一種で、小屋の建築で多く活用している構造用合板と似た役割を持つ資材です。
本来は構造用合板と同じく、壁パネルの面材に使い構造上の強度を持たせるための構造材なのですが、その特徴的な柄をそのまま内装に活用することも多くあります。
こちらを採用するメリットとしては、施工難易度が低く非常に施工しやすいことです。何といっても壁パネルの内側にこれを張ればその時点で内装が完了するわけですから、非常に手軽に施工することができます。
デメリットとしては耐水性が低いこと。もともと建物の下地用に開発されている物なので、長く湿気や水気のある環境にさらされると劣化が進みやすいと言われています。
二つ目の選択肢としては、化粧シートの張られたベニヤ板いわゆる「化粧板」をそのまま壁に貼るというものです。
メリットとしてはOSBボードと同じく施工難易度がとても低いこと。ただ壁にビス打ちすればそれで完了なので非常に手軽で、ベニヤ板自体の重量も軽いので非常に施工しやすいでしょう。
OSBボードよりもビス穴・ネジ頭が目立ちやすいとは思いますが、化粧板専用のビス頭隠しのシールもありますので、そちらを利用すればだいぶ目立ちづらくなるかとは思います。
デメリットとしては、化粧板自体の値段がそれなりに高価(OSBボードよりも一回り高い)なのと、ベニヤ板ですから強度的にも頑丈とは言えない点でしょうか。特に後者のデメリットは恐らく大きく……
主に化粧板で仕上げられている空き家の壁が湿気による劣化でボロボロなことからもそれが分かります。
三つ目の選択肢は「石膏ボード+クロス張り」です。
石膏ボードは、彫刻でも使われる石膏の表面を紙で覆ったもので、耐火性・遮音性・施工しやすさなど多くの面で優れているとされる建材です。
経済性にも優れており、上記写真の石膏ボードと同じ規格の構造用合板が2000円近くすることからも、非常に安価に手に入れられる建材となっています。
デメリットは耐水性の低さで、基本的に水がかかるような環境では使用できないぐらい水に弱いです。
なので、基本的に石膏ボード単体で壁材とされることは無く、その表面に何かしらの壁材を張って仕上げることを想定としています。
その壁材としてよく使われるのが壁紙です。
切り売りからロール売りまで、様々な色・柄・材質の物が販売されていて、既に張られている壁紙の上から張ることさえできるので、部屋の模様替えとしても良く活用されます。
値段としてはそこまで高価な物ではありませんが、上記2つの選択肢と比べると多少割高にはなります。
2.採用したのは……
今回は壁材に「石膏ボード+壁紙」を採用することにしました!
壁紙には、元からのりがつけられていて施工の難易度が下げられている壁紙を使用します。
今回こちらを選んだ理由としては、やはりただボードや化粧板を張り付けるだけで壁を完成させるのはちょっと寂しいというのと、石膏ボードは断熱性と遮音性にも優れているということなので、室内環境の快適性を高めたいという意味でもこちらを採用しました。
あと、もう一つ理由としては、今回僕は小屋の内装を「普通の部屋」にできるだけ近づけたいという思いが実はあるので、そういう意味でも最もポピュラーな壁の施工である「石膏ボード+壁紙」を取り入れたいと考えました。
③まとめ
今回は小屋の内装に関して、どのような材料を使ってどのように施工していくのかという計画を立てていきました。
今現在住んでいる空き家の作業環境が「床:ボロボロの野地板+ブルーシート 壁:ボロボロの土壁」という散々な状況ですので、今回内装の計画を立てて行く中でどんどん「早く小屋に引っ越したい!」という思いが強くなっていくのを感じました。
次の小屋建築が外装編で、その次に内装かドア作成をやっていこうと思っていますので、思った以上にここからは急ピッチで小屋建築が進んでいきそうです。
最近どんどん暑くなって、空き家の住み心地もうなぎ上りに悪化してきていますので、一刻も早い小屋完成を目指したいと思います。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。