どうも、たかしです。
小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第78回になります。
現在、空き家の寝室を「コオロギ飼育部屋」としての使用に耐えうるまで補修していく企画を進めています。
前回の記事では、最も大きな問題であった床下の沈みを、2×4材と合板の組み合わせで補修していく作業が終了しました。
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これだけでも寝室を「コオロギ飼育部屋」として活用するための準備はほぼほぼ整ったと言えるぐらいの変化だと言えるのですが、この部屋にはまだ何カ所か補修が必要と思われる部分が存在するので、今回からはそれらを補修していきます。
まず取り掛かっていきたいのは押し入れ部分の補修です。
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まず、押し入れ壁面のベニヤが剥がれて浮いてきてしまっているのを何とかしたいところです。
正直壁がいくらボロボロでも、コオロギを飼育する分には特に問題ないので放置してしまってもいいのですが、あまりにもひどい場所に関しては単純に見栄えの問題で補修してしまってもいいのかなと。
それに加えてもう一つ補修したいのが押し入れの床部分です。
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この押し入れの床部分なんですが、当初はそのまま補修なしで利用しようと思っていたのですが、寝室の床下をいじったことによりとある問題が出てしまったんですよね。
今回の記事ではこの押し入れの床の構造がどのようになっていたのか、どんな問題が生じてしまったのかについて、床下の状態をチェックしつつ補修の計画を立てていきます。
それではやっていきましょう。
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①押し入れの床下構造考察
まず押し入れの床に起きた問題についてなのですが、寝室の根太を抜いた時になぜかそれまで問題なかった押し入れの床がいきなりぐらつくようになってしまったんですよね。
これがどういうことなのか考えた時、つまり押し入れの床下は寝室の根太と接合されていたのではないかと
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押し入れの根太はそれ単体で独立していたわけではなく、寝室の根太を延長するような形で接合されていたため、寝室の根太を取っ払ってしまった結果根太が浮いてしまい、ぐらつくようになってしまったということですね。
これに気付いたのが床下の根太を取っ払った後だったものですから、どうやって修正しようかは結構悩みました。
新しく取り付ける2×4材の根太を改めて押し入れの床下の根太と接合させようかとも思ったのですが、もともとの寝室の根太と2×4材の根太とでは木材の厚みも足りないため、またそこでも微妙な高さ調整が必要だし、そもそも押し入れの床を張ったままでどうやってビス止めすればいいんだという問題もあり……
もうめんどくさくなったので、押し入れの床板を全て取っ払い、あらためて押し入れ独自の根太を張って床を打ち直すことにしました。
②床板をめくる→床下の状態チェック
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補修すると決めたからには、思い切って押し入れの床板を剥がすことにしたのですが、これがけっこう大変でした。
寝室の床板と材質自体は同じなのですが、明らかに腐食が少なく、剥がしていくとっかかりがなかなか見つからず、結局むりやりバールでこじ開けたり、上から踏み抜いて破壊していくしか方法がありませんでした。
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ここまで頑丈ならば、わざわざ床板をめくらなくても他の方法で補修すればよかったのでは……と軽く後悔したのは内緒です。
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多少押し入れの壁がめくれる事態にはなりましたが、何とか無事押し入れの床板をめくることができました。
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押し入れの床下には束も大引も何もなく、シンプルに土台となる木材が左右と上部分にあるだけです。
下の方に土台が無いのは、その部分の土台は寝室部分の根太と接合することで代用していたためでしょう。
③補修の計画
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押し入れの床の内寸は、江戸間の1畳と同じ1760mm×880mmとなっています。
その外周3方を囲むように土台が配置されているため、そのまま根太を配置するなら東西方向に渡すしかないのですが……
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今回は新たに南方向に土台を渡し、そこに根太を南北方向に4本かけることで床板を支える計画で行きたいと思います。
なぜわざわざこんな方法を取るのかというと理由は2つあって……
まず一つ目は元々の押し入れの床下の根太と同じ方向で補修した方が思わぬ事態が発生しづらく無難だということ。
そしてもう一つが、寝室の床下補修時に手違いで切り出してしまった880mmほどの2×4の端材が余っているためそれを活用したいということです。
ただでさえ寝室の床補修で既に2万円近くの出費がある訳ですから、その他のカ所の補修ではできるだけお金を掛けたくないというのが本音です。そのため、手持ちの端材で出来るだけ補修ができるような方法を今回は選択することにしました。
④次回「根太・床板張り編」へ続く
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次回は、できるだけ押し入れの床が水平になるよう高さを調整しながら根太を張り、その上に合板で床板を張っていきます。
寝室の床を補修したノウハウが既にある訳ですから、押し入れの床はよりピッタリと収めてがたつきの少ない物を目指したいところです。
今回の記事は以上となります。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。