どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第79回になります。

現在、空き家の寝室を「コオロギ飼育部屋」としての使用に耐えうるまで補修していく企画を進めています。

前回の記事では、寝室の中にある押し入れの床を補修するため床板を剥がし、状況を確認し、補修の計画を立てていきました。

床板を剥がし……
根太も大引も無く、ただ3方に土台があるだけの床下が出現
根太を南北に張りたいため、手前に新たに大引を追加して補強することに。

今回の記事では、計画の通りに木材を設置し、ビス止めをし、更には押し入れ内の各所補強を行い押し入れの補修を完了させていきます。

押し入れの補修は本当に必要最低限だけ行うということで、各所に廃材を利用しつつ補修を進めていく予定です。

それではやっていきましょう。

①根太の高さ合わせ、仮設置

まずは寝室の床下の時と同じく、元々の床高さまで2×4材の根太が達するよう、間に噛ませる木材を作っていきます。

大引を手前に追加した関係上、奥の土台との高さにずれが発生しており、画像左側は133mm、右側は99mmの高さの噛ませ材を作成しています。

仮設置し、特に問題は無さそうでしたので、続けて床板作成に入っていきます。

②床板切り出し、仮設置

床板は、寝室の床補修の時と同じく厚さ12mmの構造用合板を使用します。

なお、以前合板を丸々搬入するためDCMの貸トラックを使って散々な目にあったため、今回はマイカーに収まるよう合板をDCMで半分にカットしてもらい搬入しました。

こうすれば普通車でも運べるようになりますが、お店でカットしてもらうのに手数料(ワンカット40~50円ほど)がかかってしまうのと、切断する際にどうしても合板が削れてサイズが縮んでしまうため、時と場合を選ぶ選択肢となっています。

押し入れの床に収まるよう、墨付けをして丸ノコでカットしていきます。

以前のノウハウを生かし、事前に柱部分をカットして隅に隙間ができないようにしておきました。

まず1枚仮設置し、きれいにハマったため残りの空間のサイズに合わせてもう一枚をカットしていきます。

2枚目もすっぽり収まりました。かなりいい感じです。

仮設置した結果特に問題は無さそうだったので、早速ビス止め工程へと入っていきます。

③ビス止め→床板完成

全てのサイズ合わせが完了したので、用意した材料を床に全てビス止めしていきます。

まずは追加の大引きをビス止めします。

めちゃくちゃ斜めっていますが、特に問題はありません。そもそも押し入れの床なんて頻繁に足を踏み入れる場所では無いため、根太の平行や等間隔にはそこまでこだわらずにどんどんビス止めをしていきます。

ただ、流石に2×4材だけで大引として床を支えるのは流石に限界がありそうだったので、大引の真ん中に鋼鉄製束を潜らせておきました。

お次は根太を固定していきます。

寝室の床下の場合は、先に噛ませ材だけでビス止めした後に根太を止めていましたが、今回はその順番だと右側の場所を固定する時にやり辛そうだったので、先に噛ませ材と根太を固定したものを乗せて、噛ませ材と土台を固定することにしました。

しかし、それでもやはり噛ませ材と土台を固定する時には狭い中での斜め打ちが必要となり、なかなか難易度の高い作業となりました。

全ての根太が固定し終わりました。

床板も乗せてビスで固定。これにて押し入れの床補修が完了です。

流石に前回の床補修のノウハウがあったためか、寝室自体の床板よりもかなり安定した床ができたような気がします。……とはいえ、押し入れの床がそんな頑丈である必要も無いので、先に押し入れの床補修で練習してから寝室の床補修をやった方が良かったのかもしれないと思いました。後悔先に立たず。

③壁の隙間補修

押し入れの床はこれで頑丈になりましたが、押し入れの壁には下と上の隅にそれぞれ隙間ができてしまっているため、その部分を補修していきます。

床と壁の隙間を埋める木材を「巾木(はばき)」、壁と天井の隙間を埋める木材を「廻り縁」と言い、それぞれそれ用の木材がホームセンターで売られているのですが、それは結構お高いのでなかなか手が出ません。

そのため今回は、それら木材を床下を解体した時に出た廃材の中でも状態の良い木材で代用して仕上げを行うことにしました。

こちら、もともと押し入れの床板だった木材ですが、きれいに剥がせたうえに劣化も少ないのでまだまだ使えそうです。

サイズを測って丸ノコで切り出せば……

「巾木」「廻り縁」に早変わり!

見た目はあまりよろしくはありませんが、あくまでこちらは「コオロギ飼育部屋」としての使用に耐えられればそれでいいので、今回はお金をあまりかけずに最低限補修することを第一としました。

④押し入れの補修完了、まとめ

今回は押し入れの床を計画に沿って補修していくのと、壁の隙間を廃材を使用して補修していく様子をお伝えしていきました。

見た目としてはそこまで超きれいって感じではないですが、コオロギ飼育部屋として使用する分には問題ないぐらいまでにはなったのではないでしょうか?

今回の補修作業では、廃材でも状態の良い物であれば役に立つということがよく分かりました。根太の高さを合わせる噛ませ材も基本的に2×4材を切り出した時の端材を使用していますし、やはり何でもかんでも新しく買い足すのではなく、元からある物を最大限活用することが大事ですね。

特に今後の小屋暮らし生活においては、いかに生活費を切り詰めるかが勝負になってきますから、今回のことはいい経験になったと思います。

寝室の補修も残すところ天井や壁のベニヤの補修、そして不要な廃材の処分をするのみとなりました。

気付いたらずいぶん長いこと寝室補修に記事を割いてしまっていますね。もう少しだけお付き合いいただけたらと思います。

そろそろ漫画記事とか書きたいなぁ……。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。