どうも、たかしです。

noteに記事を投稿している人なら一度は「自分の記事がどのぐらい見られているか?」というのを気にすることがあるかとは思いますが、その際にアクセス数を測る一つの指標としてnoteのダッシュボード上で表示される「全体ビュー」という物がありますよね。

画像は当方のダッシュボードから抜粋

「全体ビュー」という物は既に投稿している記事の「ビュー」の合計である訳ですが、今現在僕の全体ビューは、noteに投稿を始めて10日経った2024年9月3日時点で2263。最も「ビュー」の数が多い記事はなんと既に500を超えています。

同じく当方のダッシュボードから抜粋

これがどれだけとんでもない数か分かりやすくするため比較対象を出すと、当ブログ「たかしの小屋暮らし開拓記」が月間でPV2000を超えたのが開設して半年以上が経過してからのことです。

当然当時も解説してから毎日更新を続けていたわけですから、その頃の記事数は恐らく200前後にはなっていたはずです。それだけの記事の合計PV数が、noteに投稿を始めてから10日間たっただけの記事数8しかない合計ビュー数と同等以下なのです。

さらに言えば、当ブログで現在最もアクセス数のある記事「爬虫類館レビュー」の直近10日間のPV数は250となっており、最もビュー数の多いnote記事の500に遠く及びません。

これはもうとんでもないことです。

やはり個人ブログではとうていnoteには敵わず、どう考えてもブログなんてチマチマ運営しているよりもnoteに投稿した方がたくさんのアクセスが見込めてより多くの人に読んでもらえる……ということなのでしょうーー

ーー「PV数」と「ビュー数」が全く同じ性質の物であれば、ですが。

……そうなのです。実は一般的にwebサイトでのアクセス数の指標として使われる「PV」と、noteのダッシュボード上で表示される「ビュー」とでは、その性質が大きく異なるのです。

ここまでのデータをご覧いただければ薄々予想できているとは思いますが、「ビュー」は絶対的に「PV」よりも大きな数が算出される指標となっています。

今回の記事では、noteにおけるアクセス数の指標である「ビュー」と、一般的な指標である「PV」との違いについて解説していきます。

①「PV」とは

「PV」と「ビュー」の違いを確認する前に、まずは「PV」の数がどのように算出されているかについて確認しておきます。

「PV」とは「ページビュー」の略で、「サイトにアクセスした人の画面にページが表示された回数」を示すものになります。

例えば今この記事を読んでくださっている方がいたとして、それは「PV数1」ということになります。

もしその方が”「トップページ」に移動し、そこから「小屋建築カテゴリーページ」移動して「資材費まとめ(材料種別)」の記事を読んだ”としたら、その場合にはそれぞれのページで1ずつPVが数えられ、サイト全体のPV数は4ということになります。

これが基本的な「PV数」の考え方になります。

②「ビュー」の数え方

noteのダッシュボード上における「ビュー」の数がどのように算出されているのかは、noteのヘルプページ「ダッシュボードでアクセス状況をみる」の「全体ビュー」の項に以下のように記載されています。

記事ページに加え、記事がタイムラインなどの一覧ページに表示された回数も加算されています。

この分から読み取れる、「PV」と「ビュー」の違いは2つ。

  • ビューは記事以外の「クリエイターページ」など投稿者に関連する他のページへのアクセス数は含めない。
  • ビューは「記事ページ」が表示された回数に加えて、他のユーザーのトップページに記事が表示された回数も含めている。

一つ目の違いは、例えば”「記事①」→「クリエイターページ」→「記事②」”といったような流れでユーザーがアクセスをしても、あくまでビュー数は記事の部分だけで数えるため「2ビュー」となるということです。

そこはやはり、「ビューに関連するのは記事だけ」ということで何となく理解はしやすいと思うんですが、重要なのは2つ目の違いの方になります。

noteにおける「タイムライン」とは、YOUTUBEで言えば「ホーム画面」、早い話がふつうnoteにアクセスして一番初めに表示される画面のことを指します。

そこにはフォローしている人の新着投稿であったりとか、お勧めの記事であったりとかが入れ代わり立ち代わり表示されるわけですが、「ビュー」は「タイムライン上に記事が表示された回数」もその数に含めるのです。

誰かのオススメに自分の記事が表示されただけで「ビュー1」になる訳です。そこから読まれても読まれなくても「ビュー1」。これがかなりの数になるであろうことは想像に難くないと思います。

例えば、以下の画像のように「他のユーザーのタイムラインに記事がおススメされた」のが4回あれば、全体のビュー数はそれだけかさ増しされるということです。

YOUTUBEにおいて、他の人のホーム画面に自分の動画がおススメされた回数を示す「ブラウジング数」というものがあります。この「ブラウジング数」は「ビュー数」でいう「タイムラインに表示された回数」に非常に近い物であると言えます。

では実際「ブラウジング数」の内のどのぐらいが「再生回数」ーー「再生回数」とはつまりnoteでいう「記事が読まれた回数」に当たる訳ですがーーに関係しているのかというと、僕がYOUTUBEに投稿している動画の場合は大体ブラウジング数の10%ほどが動画を閲覧につながっているようです

つまり、再生回数200の動画があったとしたら、ブラウジング数は2000以上あることになります。そしてビュー数とはこの「再生回数200」と「ブラウジング数2000以上」を足した数に近い性質を持つ物ということになるのです。

もちろんnoteとYOUTUBEではプラットフォーム自体の性質の違いが大きいですから一概には言えないとは思いますが、これでどれほど「ビュー」が「PV」とは異質な指標であるかがお分かりいただけたかと思います。

③まとめ

今回はnoteのダッシュボード上に表示される「ビュー」と、一般的アクセス数の指標である「PV」との違いについて解説していきました。

結論として、「ビュー」の数は記事が読まれた回数以上にその多くを「タイムライン上に表示された数」が占めていると考えられるため、PVよりも数が多めに出る指標であることが分かりました。

「ビュー数」から「PV数」を抽出することは難しいですが、先に例として出した「ブラウジング数」と「再生回数」の関係そのまま当てはめるならば、大体「ビュー数」の10%以下が「PV数」と考えるぐらいでいいんじゃないかとは思います。

つまり、僕のnoteのPV数はこの10日間で200以下ぐらいと考えられるということです。ブログと比較した場合、ブログを始めて間もない頃の10日間のPV数を調べてみたら大体150ほどということみたいなので、まあ妥当なところかなと。

この結果を受けるに、どうやら「noteに投稿すればすぐにブログよりも遥かに読んでもらえる」ということは無いみたいです。人目に触れる機会は抜群にブログ以上にあるとは思いますが、そこから読んでもらえるかどうかは別問題みたいですね。

ただ、noteの強みはやはり「フォロー機能」による固定読者獲得と、そこからまた多くの読者のオススメされていく「拡散機能」ですから、もっと長い目でnoteの動向は見守っていきたいと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。