どうも、たかしです。

自給自足のための畑作りを目指して農地を開墾していくシリーズ、今回は第5回になります

前回の記事では、草刈りとゴミの処分が済んだ農地に畑を作るため、葦などの草と根っこでカチカチになった土を開墾鍬で天地返ししていった様子をお伝えしました。

草もゴミも無くなって切り開かれた農地
人力による開墾は困難を極めたが、何とか畑分の天地返しが済んだ

激遅ノロノロ迷惑台風10号による雨が続いたせいで随分間が空いてしまいましたが、今回からようやく畑作りの続きをお送りしていきます。

今回の記事では、「防獣ハウス」を作るための支柱を設置していきましたので、その様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①「防獣ハウス」とは

まず大前提として、僕の住む土地は山に囲まれており、辺りは農作物を狙う害獣がうようよしているような場所になっています。

事実、ご近所さんでもでも獣の被害に遭ったという方はいらっしゃいますし、僕自身農作物被害では無くても床下にアナグマが侵入したという被害に遭っています。

マジで地獄だったアナグマ被害

そんな場所で、囲う物が何もない状態で野菜を育てたとしても、一瞬で獣の被害に遭うであろうことは容易に想像できます。

そのため、最低でも畑を囲む「防獣柵」ぐらいは設置しなくては話にならないのですが、たとえ高い柵を設けた所で鹿なんかは飛び越えてしまうことがあるそうですし、柵を登ってしまうサル、そもそも空を飛べるカラスなど、柵だけでは何とも心もとないです。

そのため今回は「ビニールハウス」ならぬ「防獣ハウス」――つまり畑を囲むように支柱を立ててその周りを金網やネットで覆ってしまうことであらゆる害獣から農作物を守るハウス作りを計画することにしました。

②資材調達

今回防獣ハウスの支柱には、園芸用パイプ19mmを使用しました。

こちらは、様々な形状のパイプ同士を接合させることができビニールハウスの支柱として活用されている物です。

単管パイプなんかよりは細くて強度も低いですが、その分軽く、手軽に運搬・設置できるのがメリットです。

最終的には、こちらのパイプで作った支柱を上記図のように「緑:防獣フェンス」「黄:防獣ネット」「灰:出入口フェンス」といった形で囲んで防獣ハウスとするので、必要な分の支柱を大量に仕入れていきました(おおよそ2万円分)。

その他の資材としては、パイプを十字に組む際に使うこちらの接合金具と……

パイプ同氏の接合面(特にアーチ部)の補強用にこちらのハウスパッカーも購入しました。

本来このハウスパッカーと言う部材は、ビニールハウスを作る際にビニールをパイプに巻き込みつつ固定するために使用するものですが、恐らくパイプ同士の接合部を覆うように取り付ければ補強に使えるのではと思い、価格もそこまで高くない(10個入りで400円ほど)ので購入して試してみることにしました。

また、今回パイプを大量に深くまで埋め込む必要があるということで、こちらの「くい打ちハンマー」も購入しました。

こちらのハンマーはパイプを筒の中に入れて、持ち手をもって打ち付ける(片方は塞がっている)ことでパイプを埋め込むことができるという少し変わったハンマーです。重さはなんと6.8Kgもあり、一人でも力強くパイプを打ち込むことができる工具となっています。

店舗で売っている所が全然見つからなかったためネット通販で購入しました。お値段は4000円ほど。

③取り付けの様子

まずは端の方から試しに1対支柱を立ててみることにしました。

やはりくい打ちハンマーの効果は絶大で、支柱は地面から50㎝の深さに打ち込む必要があるのでそれなりに深く埋め込む必要があるのですが、くい打ちハンマーのおかげでそこまでの労力なく打ち込むことができました。

ただ一つ注意が必要なのは、くい打ちハンマーの力が強すぎるため、途中杭が引っかかっている時に構わず打ち続けてしまうと支柱が曲がってしまうことですね。

そのため、途中突っかかりを感じた際には場一旦引き抜いて、場所を少しずらして再び打ち込むなどの工夫が必要だと感じました。

アーチを2対作ったら、その間に横通しパイプを取り付けて補強していきます。

十時に接続する金具は、2本のパイプを金具に通した後にくさびで固定するタイプで、非常に取り付けは用意でした。

取り付けが容易な割にかなり強固に固定することができ、ずり落ちることも無いためなかなかオススメです。

ハウスパッカーも、アーチ部分の補強用に取り付けてみてそれなりにイイ感じでした。

今回畑の横幅を3mに設定したのが中途半端だったのか、イイ感じのサイズのアーチパイプが無かったため、アーチパイプの間に横通しパイプを渡して天井部を作ったのですが、この方法だとアーチパイプがちょっとした拍子で抜けてしまうことがあったため、ハウスパッカーでの補強はかなり有用だと感じました。

支柱を立てていくめどがたったので、後はどんどん同じようにアーチを立てていきました。

ちなみにこの時はまだ台風10号が割と近くまで来ている時だったので、それなりに雨が降っている中作業をしています。

今回の台風ってホントに雨が長引いてうっとおしくて、ちょっとの晴れ間に作業を進めようとしてもその内また雨が降ってきてしまうため、全然作業が進まなくて非常にヤキモキしました。

小屋の隣にある空き家はすぐ裏手が山肌になっているので、いつ土砂崩れが起きるか気が気じゃありませんでしたよ。

横通しパイプを全てのアーチに取り付け、出入り口部分のパイプを取り付けたら支柱の取り付けが完了です。

強度の方はと言うと、手で揺らすとそれなりにグワングワンと動くため、そこまで頑丈と言った感じではありませんでした。

ただ、揺らすことでパイプ同士の結合が取れるだとか、パイプが抜けるだとかは無かったため、一応支柱としての役割はしっかり果たしてくれることと思います。

④まとめ

今回は自給自足のための畑作りを目指して、防獣ハウスを作るための支柱をセットしていく様子をお伝えしていきました。

問題なく支柱の方はセットできたのですが、強度面では若干の不安がありました。19mmのパイプはかなり細いため、もっと頑丈なハウスを作りたい場合はもう一つ上の規格である22mmを採用した方が良いかもしれません。

流石に獣に破壊されることは無いとは思いますが……はてさてどうなることやら。

次回はこの支柱の周りに防獣フェンスや防獣ネットを取り付けていく様子をお伝えしていく予定です。

何とか9月中の畑完成を目指して頑張っていきたいと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました