どうも、たかしです。

  • 完全単身(友人などの手助けナシ)
  • 自家用車のみ(トラックなどのレンタルナシ)
  • 業者ナシ(冷蔵庫・洗濯機などの大型家電も含め)

上記条件のもと、単身での自力引っ越しを達成した様子をお送りする今回の企画。前回の記事では最も運搬が困難である「ベッド・マットレス」「冷蔵庫」の搬入の様子をお伝えしました。

実現不可能かと思われたマットレスの運搬も何とか達成。

後編となる今回の記事では、残りの大量・雑多な家具・荷物(洗濯機・机・ソファ等々)を運搬して引っ越しが完了するまでの様子をお伝えしていきます。

果たして何往復で荷物を全て運び出すことができるのか……同じように単身・自力での引っ越しを考えている方の参考になればと思います。

それではやっていきましょう。

動画も作成しました。よろしければ併せてご覧ください

①テレビなど(4往復目)

4往復目で搬入した物の中で最も慎重に運んだのはテレビです。(1~3往復目は前回記事を参考)

こちらのテレビはTOSHIBAのかなりお高いテレビで、万が一にも移送中に破壊してしまうことは避けたかったので、これまでの搬入の中では最も丁寧に梱包して運びました。

走行中に倒れたりしないように、荷物と座席で挟みながら運び、無事壊れることなく搬入することができました。

②コオロギ・ビオトープ(5~7往復目)

合計3往復かけて、大量のコオロギケージ及びビオトープ環境を移動させました。

こちらの様子については以前別に記事にして詳しく説明していますので、もしよろしければそちらの方をご覧ください。

空き家へと「タニシ・メダカビオトープ」を丸ごと移送した記録
1000匹以上のコオロギ飼育環境を丸ごと空き家に移動させた記録(後編:コオロギ移動)
1000匹以上のコオロギ飼育環境を丸ごと空き家に移動させた記録(前編:床材移動)

生き物の運搬はやはり家具や荷物と比べて格段に気を遣うので大変ですが、恐らくですが生き物の運搬業者に依頼しようとすると通常の荷物よりも格段に料金が掛かってくるでしょうから、むしろ自己搬入向きと言えるかもしれません。

大事なペットだったりしたら、他の人に任せるのも心配になりますしね。

③ソファ・机など(8・9往復目)

いよいよ引っ越しも大詰め。8・9往復目にして生活の要であるソファと机を搬入していきます。

自己搬入の際には搬入する荷物の順番にも気を遣う必要があります。搬入する基準としては「困った時にスーパー買えば何とかなる」物に関しては早い段階で搬入して大丈夫です。

例えば冷蔵庫なんかは良い例で、冷蔵庫が無くてもスーパーで弁当とお茶を買ってくれば生活自体は何とかなるものなんですよね。

逆に「電子レンジ」とか、この時点で未だに搬入していない「洗濯機」なんかはスーパーで買える範囲の物ではどうにもならないため、かなり最後の方まで残しておいた方が良いものになります。

お金に相当余裕のある方だったら、全部外食にして洗濯はコインランドリーにすればいいんでしょうけどね。そんな余裕ないから自己搬入している訳で。

④洗濯機(10往復目)

10往復目にしてついに洗濯機を搬入していきます。

洗濯機に関しては、そのサイズ・重さもさることながら最も気を付けたい部分は「水漏れ」です。

タンク内やホース内など、各所に残った水が普段とは違った姿勢で運ばれる際にどんどん漏れてくるため、ホースの先はあらかじめ塞いでおく必要があります。

また、前回洗濯機のコンセントを運ぶ中で折り曲げてしまった反省を生かし、洗濯機に関してはちゃんとコンセントを固定して動かないようにしておきました。

大型家電は基本的にコンセントが機械直結式で、一度折れてしまったら修理が面倒なことが多いので、こういう部分に関してはあらゆる家電において気を付けたいところです。

狭い中かなり大変でしたが、何とか冷蔵庫を想定していた位置にセットすることができました。

事前に排水ホース内の水はかなり意識して抜いておいたはずなのに、搬入後水漏れ対策のビニール内にこれだけ水が溜まっていたので、やはりちゃんとホースの先を塞いでおくのは重要ですね。危うく車内がビショビショになるところでした。

まだこの後、洗濯機がちゃんと動かせるようにセットする作業が待っていますが、その内容に関してはまた別の記事でお伝えしたいと思います。

⑤ラスト(11往復目)

最後の荷物搬入。結局全て運び終わるまで11往復掛かりました。

最初一人暮らしを始める際は、実家から私物を荷台1杯分だけ持ち込んだだけだったのに、たった3年ちょっとのアパート暮らしでこんなにも荷物が増えたのだなと少し驚きましたね。

参考までに一番最後まで残っていた荷物の一覧を乗せておきます。

  • カーペット
  • カーテン
  • 手洗い、トイレ、入浴関係の物
  • 掃除道具
  • ティッシュ箱、ビニール袋
  • 寝袋など仮寝具関係
  • 物干しざお

どうしても水回り関係の物に関しては最終日までお世話になるので、持ち出すのも最終日になってしまいますね。

カーテン類は無いと夜間は部屋の中が丸見えになってしまいますし、中に誰もいないことが分かってしまうと泥棒に入られてしまうかもと不安になって最終日持ち出しになりました。

掃除道具に関しては退室時に掃除して出て行ったので、その関係で最終日になっています。

物干しざおは危うく持ち出すのを忘れる所でしたね。私物であることを忘れていました。

⑥まとめ

今回の記事では、完全単身自力のみでアパートから空き家へ引っ越しをする様子をお伝えしていきました。

退室時のアパート

合計で11往復も掛かってしまったということで、やっぱり自家用車での引っ越しには限界があるなと感じました。

僕は恐らくですが一人暮らしの中でも荷物が少ない方だったので(コオロギ除く)この程度で済みましたけど、もっと荷物が多かったり大きな家具を持っていたり、なんなら2階以上の部屋に住んでいる方だったりしたら恐らくもっともっと大変ですから、そう考えると僕はまだ環境に恵まれている方だったと思います。

僕の考える「単身・自家用車・業者ナシ」で引っ越しが可能な最低限のラインは以下の通りになります。

  • 住んでいる部屋が1LDK以下
  • 引っ越し期間に1ヶ月ほど(週5で働いているならば最低でも3ヶ月)の余裕がある
  • 引っ越し先が車で往復3~4時間の範囲である
  • 1階に住んでいる
  • 引っ越し先が家の前まで車で荷物を運べる
  • 荷物の中に「分解不可かつ全長2m以上」の物が含まれない
  • 最低限の腕力・体力がある

いや~こうやって見ると条件だらけですね。ある意味相当のエリートじゃないと完全自己搬入での引っ越しは厳しそうです。

そう考えると、単身の引っ越しでも普通に業者に10万円とか掛かるのはまあまあ妥当ですね。これだけの苦労を一手に担ってくれて、引っ越しが1日ですんじゃう訳ですから、そりゃあお金かかりますわ。

上記の条件をクリアできる人はそこまで多くは無いと思いますが、もしも今回の記事をご覧になって「自分もいけるかも?」と思った方はぜひともチャレンジしてみてください。昨今引っ越しの費用も上がってきていますから、試してみる価値はあると思います。

大きな家具・家電だけ運んでもらって、後は事故搬入でもいいですしね。お金に余裕があるのであれば、の話ですが。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。