注意

※今回の記事は取り扱う題材の関係で、どうしても汚物関係の表現・描写が多めとなっています。直接的なブツは一切写しませんが、苦手な方はご閲覧にはご注意ください。

どうも、たかしです。

最近空き家のある土地に大量のマダニが発生してしまっていることが発覚し、4月の半ばには完了予定だった引っ越し作業が大幅に遅れてしまっておりますが……

しかし、それでも4月末には現状住まいとなっているアパートを引き払わなくてはならないわけで……そのためにどうしても引っ越し前に準備しておきたいことが、マダニ駆除の他にもう一つあります。

それが生活には欠かせない「トイレ」の準備です。

これまでの記事でもご説明している通り、空き家のある土地には下水が通っていません。というか小屋暮らし予定地のある集落全体で下水が整備されておらず、そのほとんどが浄化槽もしくは汲み取りでのし尿処理をしています。

僕が購入した空き家にも、一応汲み取り式っぽいトイレ小屋が空き家の横に建てられていたのですが……

この有様ですよ。

この時点で使用できるはずもないことは見て明らかですが……

内部もご覧の有様です。

もう一発で底が抜けましたからね。

当然こんなものはあっても邪魔なだけなので、昨年12月の段階で既に撤去してしまいました。

とはいえ、トイレの無い状態で生活することはできません。当然、し尿を排水として川や側溝に垂れ流しにするなんてこともできるはずもありません。

ということで、多くの小屋暮らし生活者が実践されている「コンポストトイレ」を今回僕も実践してみることにしました。

……ていうか、実は既にアパート暮らしの中でよい土地が見つからず暇していた時に実践していたんですよね。

ただ、アパート暮らしだと溜まったブツを保管する場所や、そもそも発酵させるための空間も全く足りていなかったため、生ごみコンポストの要領でバケツの中だけで発行させられないかなと試行錯誤していたのですが、これが大失敗。

基材(土的な物)と便とが合成されて中途半端に発酵されてしまったとんでもない物体Xが想像されてしまったのです。

今日までその存在は遠く記憶のかなたに消し去って、約半年以上もの間アパートのベランダで寝かせられていました。

それを今日、解放します。

という訳で今回の記事ではかつて失敗してしまったコンポストトイレの残骸処理の様子と、今後どのようにコンポストトイレを運営していくかの計画について考えていきます。

もちろん残骸の直接的な写真は一切写しませんが、言葉での描写はかなり生々しくなっておりますので、重ね重ねご閲覧にはご注意くださいますようお願いいたします。

それではやっていきましょう。

ちなみに、こちらの記事で取り上げる内容は、空き家の庭にマダニが大量発生していると知る以前の出来事となっています。

そのため、めっちゃ無防備に草むらに入ったりしています。そりゃ刺されるわ……

①失敗残骸の処理

意を決して封を切り、失敗してしまった残骸の処理に取り掛かっていきます。

正直な話、このバケツごと中の残骸を燃えるごみで捨ててしまうという方法も考えたました。

ですが、そんなヤバい汚物を燃えるごみで出すことへの抵抗があったということと、この容器自体が密閉できる蓋つきの容器ということで結構お高めなものだったのでもったいなかったということで、今回自分で自分のケツを拭く決意をしたという経緯があります。

臭いですが、フタを閉じてある状態だと特にはありません。ここまで車で運搬してきた訳ですが、その中でも特に臭いはしませんでした。

流石は密閉容器の実力といったところですが、このブツを封印することとなった当初は結構外にも臭いが漏れ出ていて、度々ハエがたかってしまっていたぐらいだったので、もしかすると寝かせている間に少しは発行が進んで臭いがマシになっているのかもしれません(希望的観測)。

さあ、意を決してフタを開けます!!

パッと開けて目に付いたのが、蓋と内蓋に溜まった水滴でした。どうやら中で水分が蒸発しては蓋に張り付いて内蓋に落ちてというのを繰り返していたようで、内蓋内は軽い水たまり状態になっていました。

内蓋を取っていよいよ中身とご対面すると……封印した当初はめちゃくちゃ繁茂していた白カビがすっかりなくなっていたのがまず第一印象。そしてその後にツンとした激クサ発酵臭がやって来ました。

臭いの質はどうかというと、確かに激クサなのですが、便の臭いというよりも腐敗臭+カビ臭といった感じの臭いでした。まあ臭いです。ハエも当然寄ってきます。

とにかく容器を使い回すためにはこのブツを別に分けなくてはなりません。あらかじめ用意しておいた土嚢袋の中に100均のスコップでえっちらおっちら詰め込んでいきます。これがまあツライ。

ちょっとでもバケツの縁についている液やブツに軍手が触れてしまったらもうその時点でその部分が激クサになるので、かなりもたもたして時間がかかってしまいました。

とはいえ、何とかブツを全て土嚢袋に入れることに成功。土嚢袋は、小屋暮らし予定地の農地と宅地の間位のちょっとした場所に一旦置いておくことにしました。

※土嚢画像 ブツは移っていませんが中には入っているので一応閲覧注意

今後コンポストトイレを実践する中でも、基本的にこの場所にブツを溜めて行くことになりますので今回がその第一号ということになります。

ブツが入っていた容器も、空き家にあったブラシを使ってきれいに洗っておきました。

※洗浄後の容器画像 ブツはもうないが、シミが若干あるため閲覧注意

臭いは多少残っていましたが、ファブリーズを振りかけまくったらだいぶマシになったため、今後コンポストトイレ用の容器として活躍させることができそうです。

これで残骸の処理が完了しました。

②今後のトイレ計画

今後のコンポストトイレの計画に関しては以下のような流れをとりあえず想定しています。

  1. DIYで容器にぴったりの便器を作成する
  2. 実際にしばらく試してみる(場所は居間、もしくは屋外)
  3. 小屋建築後、空き家の居間の改修時にトイレスペースも作成する
  4. 7月までブツをため、牛糞堆肥づくりを参考にしつつ溜めた分を一気に発酵を試みる
  5. 成功→そのまま肥料に使う 失敗→山に埋めるもしくはゴミ処理場へ持ち込

とりあえず直近としては容器に合わせて簡易的に2×4材で便器を作成しようと考えています。

便器設計図(画像は開発中のもの)

アパートで実践していた時は容器の上に空気イス座りするような感じで中腰で致していた訳ですが、これがなかなかきついんですよね。

それに厄介なのが、大便をしている最中に小便が漏れてしまいそうになることで、大便の中に小便が混ざってしまうと強烈な臭いを放つようになってしまうというのはコンポストトイレ界隈では有名な話で、なのでDIYで簡易的に大小を分離する機構も併せて作成したいと考えています。

致した物に関しては、尿に関しては薄めて液肥にするかもしくは山に撒き、便に関してはしばらく溜めて7月の熱い時期に発酵をさせてみる予定です

とにかく、全てに関して初実践であり、成功するかどうかは分からないため、あらゆる可能性を想定して動く必要があるとは思います。

最悪コンポストトイレが無理そうとなれば、汲み取り式のトイレを作成して業者に依頼するしかなくなるかもしれませんが……そうならないよう頑張りたいと思います。

③まとめ

今回はコンポストトイレに関して、失敗残骸の処理の様子と今後の計画についてお話していきました。

コンポストトイレを上手く運用するためには、やはりどうしても同時に自分で畑を運用していくことが前提となってきますから、農地の整備に関しても早急に何とかしていきたいところです。

マダニの件が無ければ全体的にもっと早く動けたんですけどね……本当に予定外のことで、現状かなり焦っていることは否めません。

しかし、既に賽が投げられてしまった以上、現状自分にできることをひたすらにやっていくのみです。コンポストトイレの準備・マダニの駆除・小屋の建築とやることが押し寄せてきていますが、何とかこなしていきたいと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。