どうも、たかしです。

今回の記事は前半記事の続きになります。

前半記事では、「侵入してくる虫」や「獣」という、分かりやすい空き家のヤバさをお伝えしていきました。

今回は残り3選のご紹介ということで、空き家に住んでみて初めて気付いたヤバさについてお伝えしていきます。

それではやっていきましょう・

3つ目:湿気がヤバい

住んでみて初めて分かった空き家のヤバさその①は「湿気」です。

これは僕が空き家に住んでいた期間が5月~7月という梅雨もろかぶり期間だったということも関係していますが、とにかく湿気には常に悩まされました。

湿度計を見ても、最も気温が上がる日中ですら湿度80%越えなんて日が多くあり、座椅子やクッション、布団類が手で触っても分かるぐらいビショビショになってしまっているなんてことがしょっちゅうありました。

そしてそれらに付随する形でカビの害も深刻で、アパートから持ち込んだ家具や食器、布製品なんかはことごとくカビていってしまいました。

この際に、購入してからまだ4年も使っていなかったお高めのベッドフレームまでカビに侵食されてしまったことはあまりに痛手でした。

どうして空き家がここまで湿気がヤバいのかですが、山奥で草木に囲まれている土地というのは得てして湿度が高くなりがちなようです。

それに加えて僕が住んでいる空き家は気密性も低く、そのくせ周囲に密集している草木のせいで通気性も悪く、おまけに裏手に湧き水による水たまりまであって、特別カビが発生しやすい環境ではあるのだと思います。

今は梅雨の時期も過ぎてそれなりに落ち着いてはいますが、梅雨は毎年必ず1回やってきますから、今後はこの空き家の湿気と向き合っていく必要がありそうです。

ちなみに小屋内は気密性を確保し、おまけにスポットエアコン+除湿器を回していますから全くカビが発生する様子は無さそうです。小屋最高。

4つ目:音がヤバい

住んでみて初めて分かった空き家のヤバさその②が「空き家内に響く音」です。

これは「虫」「獣」とも関わってくることなのですが、とにかく空き家内は不意に何かしらの音が鳴ることが多くて、これが日々生活する上においてはなかなかのストレスでした。

獣の足音による騒音なんかは原因がはっきりしているからまだいい(良くないけど)ですが、原因不明の物音って本当に怖いんですよね。

例えば夜PC作業をしていたら資材置き場の方でカサカサ音がしたり……

電気を落としてテント内で寝ようとしていたら玄関の方でゴトゴト音がしたり……

静かだと思ったらいきなり天井に何か大きなものが「ガゴンッ!」とぶつかるような音がしたり……

僕なんか結構ビビりで、何か大きな音がしたらその度に体がビクッとしてしまう質なので、こういうのが本当にストレスでした。

空き家の屋根がトタン屋根で、そのすぐ上に山から伸びてきている枝がたくさん覆いかぶさっているので、風で揺れるだけでも結構な音がするのも嫌でしたし、大雨の時なんかイヤホンしていてもpcの音が効きづらいぐらいの轟音だったりと……例を挙げるときりがありません。

山奥田舎暮らしというと、静かでたまに自然の音がサワサワと流れて……なんてのは全くの幻想なのだなということが、空き家に生活していてよく分かりました。

ちなみに小屋は断熱材+石膏ボードによる高気密な作りなので、外部の音もドアを閉じるとほぼほぼ入って来なくなるうえ、屋根も何層にも作ってあるのでよっぽどの大雨で無ければ気になりません。小屋最高。

5つ目:汚くてヤバい

住んでみて初めて分かった空き家のヤバさその③が「汚さ」です。

当然、空き家に引っ越してくる前に全てのカ所で清掃を進めて行き、「まあギリ住めるかな」といった程度に環境を整えて入ったのですが、それが結構なスピードで汚さが増していってしまっているんですよね。

空き家の整備107:先輩から差し入れでもらった謎の石鹸を使って水回りの掃除をする
【土地整備】空き家の整備98:空き家の大掃除 ②:キッチン・寝室の壁磨き&掃除機掛け
【土地整備】空き家の整備66:風呂場の掃除をできる限り進める
【土地整備】空き家の整備65:倉庫・玄関・居間の清掃~ギリ住める環境を目指して~
【土地整備】空き家の整備64:納戸の清掃~ギリ住める環境を目指して~
【土地整備】空き家の整備63:キッチンの清掃~ギリ住める環境を目指して~
【土地整備】空き家の整備62:寝室の清掃~ギリ住める環境を目指して~

それはなぜかというと、これも実は虫だったり獣だったりが関係しています。

基本的に部屋が汚れるというのは、人間が生活していて出てしまう廃棄物だったり老廃物だったりが溜まってしまうというのが普通だと思うのですが、しかし空き家の場合は僕以外にすみ着いている生き物が余りに多いため、そのせいでものすごい速度で汚れが蓄積していくんですよね。

まず一番多いのが「虫の死骸」です。虫の中にはかなりの種類「ある時期に大量発生して大量に死んでいく」といった厄介な奴がいて、気付いた時には地面にそれらの死骸が溜まりまくっているということがしばしばあります。

しかも、それら虫の死骸を放置していると今度はそれを餌とする虫が寄ってきて、食い尽くしてくれるならまだいいのですが中途半端にそれを辺りにバラまいて去っていくので余計死骸が広範囲に散らばってしまうということになるのです。

次に気になるのは「木だったり葉っぱだったりよく分からないクズ」です。

空き家内をどれだけ掃除しても、数日後にはそのようなよく分からない塵ゴミがいたるところに散らばってしまうんですよね。

これも恐らくは虫だったり獣だったりが空き家内で行き交う中で、体についている物を落として行ったり何だったら持ち込んだり、そんな営みが空き家の中で無数にお行われることで発生している現象なのだと思います。恐らくその中には、僕には認識できないような小さな糞だったり尿だったりも含まれていることと思います。

そう考えると、空き家というのは恐ろしく汚い空間と言えるでしょう。

ちなみに小屋はたったの3畳なので、少し汚れが気になったら掃除機でパパっときれいにすることができてしまいます。小屋最高。

まとめ

今回は小屋への完全引っ越しが済んだからこそ言える、空き家のヤバかったこと5選をお伝えしていきました。

ここまででお分かりいただけたとは思いますが、空き家というものはもはや「住居」というものの体を全く成しておらず、ただ雨風をしのげるだけの「半分以上外」と考えるのが自然なぐらいの環境だと思った方が良いです。

僕が過ごしたのは5月~7月の暑さ・湿気・虫がヤバい時期だったのもあって今回このような5選になりましたが、これが冬季だとまたもう少し違った視点のヤバさが見つかるのかもしれません。

特に寒さはヤバそうですね。5月~7月は暑さはほとんど気にならず、なんなら5月は若干寒かったぐらいなので、冬はマジで凍えるぐらいの空間になりそうな気がします。

冬季の空き家がどんな状況になるのか、小屋ができたのでもう日常的に寝泊まりすることは無いと思いますが、少しぐらい過ごしてみて小屋の住み心地と比べてみるのも面白いかもしれません。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。