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どうも、たかしです。
今回は商品レビュー記事ということで、激安湯沸かしヒーター「IMMERSION WATER HEATER」を使って実際にシャワー用のお湯を沸かすことができるのかどうか試していきます。
以前の記事で「空き家の風呂場で温水シャワーを浴びるにはどうしたらいいか」について考えました。
その際に「蓄圧式ポータブルシャワーと投げ込みヒーターの組み合わせ」でどうにかできるのではないかという結論になり、実際にポータブルシャワーを購入して試してみる様子までお伝えしました。
ですが、その際は温水に関してはアパートの蛇口からの物を使用しており、実際に投げ込みヒーターを使って温水を作ることができるかどうかまでは未検証のままになっていました。
そのため今回の記事では実際に投げ込みヒーターを使ってお湯を沸かし、そのお湯を使ってシャワーを浴びることができるのかどうかについての検証を行っていき、空き家でのお風呂事情に関する不安を解消していきたいと思います。
果たして激安湯沸かしヒーターはきちんとお湯を沸かすことができるのか?
その際に危険だったり、使いにくかったりするようなことは無いのか? 確認していきます。
それではやっていきましょう。
その他商品レビュー記事
①採用した湯沸かしヒーターについて
今回なぜ湯沸かしヒーターとして「IMMERSION WATER HEATER」を採用したのかというと、それはもちろん他の湯沸かしヒーターと比べて激安だったためです。
タイマー・温度計付きでお値段何と3760円。
これがどのぐらい激安なのかというと、同じような湯沸かしヒーターで一般的にホームセンターでも販売されているような商品「多用途加熱&保温ヒーター 沸かし太郎」がAmazonでも3万円ほどすることから鑑みても明らかです。
まあ「沸かし太郎」に関しては温度調節・保温機能が搭載されているため一概に比較はできませんが、それでも4000円を切ってくるのは流石に規格外すぎます。
しかも今回僕が購入した「タイマー・温度計付き」はこれでもオプション付きの高価な方で、これらのオプションの無い「基礎版」は2730円と、更にお安くなっています。
後述する理由で僕としては最低でもタイマーは付いていた方がいいと思っていますが、最低限温めるだけならば3000円以下で購入できてしまうのはヤバすぎますね。
ちなみにメーカー名は「Dzannc(読み方不明)」ググってみても詳細は全く出てこず、どこの国の会社なのかすら分からないのが怖すぎます。
②商品内容
それでは早速商品の内容を確認していきます。
こちらが内容物の全てです。
どの品もきちんとビニール袋でパッキングされていまして、直方体型の小さな箱にギチギチに詰められていました。もう二度とちゃんと詰められる自信がありません。
左から順に
- タイマー付きコンセントケーブル&投げ込みヒーター(一体型)
- 金タワシ
- 温度計
- 説明書2枚
となっています。
色々とツッコミどころのある内容となっています。まず何で金ダワシ?
恐らくは本体を磨くための物と予想はできますが……まあ、親切として受け取っておきましょう。
温度計の箱が最初からベコベコです(MADE IN CHINA)。
「中華製の商品は輸入の過程でよく箱がベコベコになっている」というのは聞いたことがありますが、実際目の当たりにするとビビりますね。しかもこれ、パッケージの中に入っている箱in箱の状態だったのにこれですからね。
恐らく後付けで無理やり詰め込んだのでしょう(名推理)。
たまごっちみたいな絶縁シートが最初付いていたので、それを取ったら電源が入り温度が表示されたのですが、こちらまさかの「ON・OFF機能なし」。
一度絶縁シートを剥がしたら、それこそたまごっちのごとく電池が切れるまで付きっぱなしです。
金属部分を握るとちゃんと温度は上がりましたので、温度計として昨日はしているようですが……さすがに電源付きっぱなしはちょっと(笑)
電源はボタン電池2個なのでそれなりに持つのかもしれませんが……まあ通常時は電池を外して置いておいて、要所要所でどうしても温度を確認したい時に電池を入れて使うって感じですかね。
説明書の言語は、かなり怪しくはありますが日本語になっています。いかにも翻訳ソフト通して原文ママって感じ。
それでも、「連続3時間は×」「ヒーターは全て水中に沈めること」「金属・魔法瓶での使用は×」など重要な注意点がきちんとわかるため、やっぱり日本語にしてくれているのは非常にありがたいですね。
その他、商品についている説明シールなどの分もちゃんと日本語化されているので、使い方が分からず途方に暮れるといった心配はありません。
金ダワシの件といい、結構良心的なメーカー様なのかもしれません。
③実際にお湯を沸かしてみた
早速こちらの商品を空き家へと持ち込み、ほぼほぼ実践の状況に近い環境でお湯を沸かし、シャワーを出すまでを試してみることにしました。
まずは先にあげた「ポータブルシャワー7L」の中に、直接湯沸かしヒーターを入れて温めてみようとしたのですが……
思いっ切り引っ掛かりました。ナンテコッタイ!
動作表示ランプのちょっとしたでっぱりが完全に悪さしちゃってますね……まあヒーターの形状から見てランプが無くても最後まで入り切るのは不可能っぽいですが。
この状態でもヒーターの半分ぐらいは一応水に浸って入るのですが、怪しい日本語の説明書に「ヒーターが完全に浸かってない状態での使用は×」と書いてありましたので、残念ではありますが別のバケツでお湯を作ってからポータブルシャワーに投入する方式に方向転換することにしました。
という訳で別のバケツを用意し、ヒーターと温度計をセットしました。
この日の水温は11.8度。気温が12度ちょっとなので妥当な値ですね。
水量ですが、7Lだけだとヒーター部分が完全に浸かり切らなかったので少し追加して8L投入してあります。
この状態からスイッチを繋げると、コードについているタイマーが起動しました。
右側の3つのボタンのうち「set」を押すことにより温め開始、タイマーの変更をしたい場合は「set」を長押し後に「-・+」のボタンで時間設定をします。初期設定ではなぜか21分になっていました。謎。
まずはお試しということで、10分に設定してどのぐらいまで温まるのか確認してみることにしました。動作中はご覧のように赤いランプが付くので分かります。
説明書の記載によれば、1500Wでは5ガロン(約18.9L)の水を40度にするまで20~25分かかるとあります(何度からなのかは不明)。
なので。恐らく8L程度であれば10分でも結構温まるのではないかと予想しています。目標温度は40度です。
ちょっとすると「ブォーン…」という動作音と共にヒーター周りのバケツの水がモヤり始め、温度がどんどん上がっていきます。
作動開始5分ちょっとぐらいで、もう温度が30度以上まで上がりました。なかなかの温まり具合です。
ヒーター周りの水に関しては既に沸騰してしまっているのか、続々と気泡が上がってきているのが見えます。
ただ、30度を超えたあたりから温度上昇が緩慢になっていき、結局10分間では37.8度までしか上がりませんでした。
やはり温度が上がれば上がるほど熱が伝わりづらくなっていくようです。
タイムリミットになると、タイマーから「ピー、ピー」と警告音が鳴って動作表示の明かりが消えます。
このように、タイマーが付いてくれていればしっかり設定時間で止まって温まり過ぎを防いでくれるので、安全面から考えてもこの機能はあった方がいいような気はしますね。
その後、タイマーを今度は5分で設定して再温めを開始したのですが……
そこから約2分ほどで目標の40度まで到達しました。
つまり、8Lのお湯の温度を約28度上昇させるまでには、大体12分ほどかかるという計算になります。
季節ごとの周辺の気温環境や水温によっても変わって来るとは思いますが、ポータブルシャワーに必要な分のお湯を沸かせるためには大体10分~15分ぐらいの幅で考えておけばいいのかなと言った感じですね。
その後タイマーが切れるまで合計時間15分温め続けた結果、水温は47.4度まで上昇しました。ここまでくるとなかなかの熱さです。
ただ、温まり過ぎた場合はちょっと放置して冷ましたり、水を加えて調整したりといくらでもやりようはありますから、実際に使用する時も「ちょっと暖め過ぎるかな?」ぐらいの調整でタイマー設定をするといいんじゃないかなと思います。
15分間使用し続けた後コードを触ってみたら、ほんのりと温まっているのを感じました。
説明書にも「3時間以上の連続使用は×」と書いてありますし、他商品の湯沸かしヒーターのレビューにも「使っていたらコードが溶けた」なんて恐ろしい記述もありましたので、長時間の仕様はやはり禁物のようです。
なので、15分の仕様で十分温まるシャワー分ぐらいの水量を温める方がこちらの商品には向いているのかもしれませんね。
あと驚きだったのが、温め終了して1~2分ぐらいバケツの中で放っておいただけでもうヒーター本体を触っても全く熱くなかったことですね。
これは恐らく、あくまで加熱されるのはこの金属外装の内部にある熱線部分とそこに入り込んだ水だけで、外側にはあまり熱が行かないような構造になっているんでしょうね。
ということなので、きちんと水に浸かっている状態であれば温め中にバケツの外装に触れている部分が焼け溶けてしまうなんてことはほぼほぼあり得なさそうです。なので、100均の安いプラスチックバケツだとしてもこちらの商品を使用する分には問題ないのではないかと思います。
実際今回使用したのはダイソーで300円だったバケツですしね。
この後、温まったお湯をポータブルシャワーに移したのですが、当然何の問題も無く温水シャワーとして使用することができました。
ただ一つ難点としては、バケツからポータブルシャワーのボトルにシンプルに移しづらいということですね。この口つきのバケツですら移しづらい訳ですから、口の無い普通のバケツならなおさらです。
そのため、別に温めたお湯を移して使用したい場合には、移すための「ろうと・じょうご」もしくは移しやすい形状の入れ物を用意しておいた方が良さそうです。
④まとめ
今回は激安湯沸かしヒーターを実際に使用し、ポータブルシャワーと組み合わせて温水シャワーとして使用することができるのかどうかについてお試し・レビューしていきました。
結論としては、激安のヒーターであってもシャワーに必要な少量の水を温めるぐらいだったら何ら問題なく使用できるようでした。
あまりの安さと、ベコベコの箱と、怪しい日本語の説明書のトリプルパンチで最初かなり不安でしたが、実際に使用してみたら拍子抜けするぐらいしっかり動作する商品で驚きました。
ただ、今回はあくまで「初期インプレッション、短期レビュー」ということで、今後継続的に使用していく中で果たしてこの激安ヒーターがきちんと作動し続けてくれるのか、問題が発生したりしないのかについては全くの未知です。
よく聞く話として、「最初は問題ないけどすぐに壊れる」というのが激安商品にあるあるの症状だとは思いますので、今後も使用していく中である時点であっさり使えなくなるというのは十分あり得ます。
なので、いつかその内「長期インプレッション」ということで、ある程度の期間こちらの激安ヒーターを使った感想や、温水シャワーに対する満足度に関してもレビューしていこうと思っています。どうかお楽しみに。
今回の記事これで終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。