鶏卵の孵卵器を自作する (100均電球、サーモスイッチ、USBファン)

どうも、たかしです。

今年小屋暮らしで達成したい事3選のうちの一つである「鶏を飼う」を達成するため、鶏の飼育環境を竹などを使って作成したのがもう2か月以上も前の2月頭ごろのこと。

なぜ一向に鶏飼育を開始しなかったのかと言うとこれには理由がありまして……

まず第一に気温が低かったということ。鶏自体は比較的寒さに強い生き物とされていますが、それでも慣れない環境に気温の低い時期に晒されてしまえば鶏と言えど弱ってしまう可能性は高まるだろうと考え、暖かくなるのを待っていました。

そして第二に、こちらの方がより深刻なのですがそもそも鶏を入手する方法自体なかなか見つからなかったこと。ヒヨコや鶏はかつてホームセンターなんかでも気軽に手に入れること自体ができたそうですが、需要が減ってしまったのかそれとも色々厳しくなった社会情勢のせいなのか、今日ペットショップでも鶏を目にする機会はそうそうありません。

なので、何かしらのツテを使って鶏を手に入れるか譲ってもらうかしてもらう以外に現実的に手に入れる方法が無いというのが現状なのですが、もちろん友達すら碌に居ない僕にそんな人脈などあろうはずも無く……。

個人で鶏のヒナを販売している方もちらほらいるのですが、場所が遠すぎたりヒナの数が少なくて購入するタイミングが難しかったりとそちらの方向から手に入れるのも難しそうということで、とにかく鶏をどうやって手に入れればいいか途方に暮れていたんですよね。

そんな訳で今回、鶏を現代社会で手に入れるための方法として最も僕が取れる選択肢として現実的だと判断し、有精卵からヒヨコを自分でふ化させて育てることにしたという訳です。

ヒヨコを孵化させるためには色々な条件があり、それを達成させなければ有精卵であってもヒヨコは生まれてきてはくれません。そのために条件を整えるための機械が「孵卵器」と呼ばれる物なのですが……。

今回はその孵卵器を何とか自分で作成することができないか色々試していったので、その記録と一応完成を見た孵卵器の紹介をしていきたいと思います。

それではやっていきましょう。

①孵卵機に必要な機能

市販されている孵卵器には、大体以下の3つの機能が備わっています。

  • 保温
  • 保湿
  • 転卵

孵卵器の温度は37.5℃〜37.8℃が適温とされており、それを維持するためのヒーターと、温度を維持するためのサーモスイッチが必要になります。

また、孵卵の初期段階では湿度40~50%、孵化間近では50~60%の湿度が必要であり、大体の場合孵卵器の中はヒーターの影響により乾燥気味になってしまうため、それを補うための水を注入する機能が備わっている物が多いです。

そして卵をただ置いてあるだけではだめで、定期的に卵の向きを回転させて一方向ばかり向かないようにする必要があります。自然界では親鳥が本能的に行いますが、人工孵化させるのであれば1日に数回何かしらの方法で回転させる必要があり、大体の孵卵器にはそのためのモーターによる回転機能が備わっています。

今回転卵に関しては僕がGWを返上して手動で行うとして、自作する孵卵器には「保温」と「保湿」がきちんと適温・適湿に収まるよう器具を取り付けていく必要があるということになります。

ちなみに孵卵器に関してはネットで購入できるもので本当にピンからキリまであり(下が4000円ぐらいから上が3万円を超えるものまである)、その中でも安くて比較的信頼できそうなものを購入しようかどうかは迷ったのですが、やはり安い物に関してはレビューを見ても孵化率が低かったり壊れやすかったりといった問題がありそうだったので、今回はできるだけ安く収められるよう自作していくことにした次第です。

②各器具紹介

1.ヒーター

今回、孵卵器のヒーターにはダイソーで売っている100円の40w白熱電球を使用しました。

こちら、以前ヤモリを飼育していた際の冬季の保温器具としても使用していた物になります。

市販されているペット用の保温器具にも白熱電球を使用している物があるのですが、これがかなりお高くて、安くても1000円以上するんですよね。

その分保温器具としてもちろん質は良いのだろうとは思いますが……僕個人としてはダイソーの40w白熱球でも保温器具としては全然問題なく使用できると思っているので、今回は100均の物を利用していきました。

当然電球だけでは使用できないので、レセップをまた別で購入しました。こちら、電気工事も必要なくそのままコンセントで繋げてオンオフのスイッチも付いているのでなかなかオススメです。お値段は1000円ほど。

これを適当な板材にジグソーで穴を空けてレセップが通るようにし……

蓋として上から照らすようにして保温できるようにしました。

家にあった適当な100均のケースでどの程度まで温められるのか試してみると……

この日の室温約15度に対し……

箱の中の温度を23.1度まで上昇させることができました。

室温よりも8度以上上がっている訳ですから、100均の電球としては良くやっているといった感じですが、このままだと孵卵器としての適温37度以上には遠く及びません。

ただ、ここで例えば電球の方の出力を上げて100wとかにしちゃうとあまりに電球が熱くなりすぎるので、このような簡易的なケースや蓋では火災になってしまう危険性が上がってしまいそうで怖いです。以前ヤモリ用の保温に100w電球を使った時はかなり散々でしたからすっかりトラウマです。

なので、今回はケースの方を工夫して温度条件をクリアしていきたいと思います。

2.ケース

今回孵卵器として使うケースには、先ほどの実験にも使った100均のケースの周りを、小屋作成時に余った断熱材をつぎはぎして周りを覆うことで保温機能上げて使用することができないか試していきました。

自作孵卵器のケースとして発砲スチロールの箱を使用している事例を調べて見つけたのですが、こちらのスタイロフォームと言う断熱材も発砲スチロールと同じポリスチレンからできているので十分これでも保温は可能なんじゃないかと思って試すことにしました。

発泡スチロールケースも安くないので、これでOKだったら大きな節約になりますからね。

実際に電球を取り付けて実験した結果はと言うと……

無事、孵卵器に必要な温度まで温めることができました。流石の断熱材ですね。

3.サーモスイッチ

孵卵器はタダ温めればいいと言う物ではなく、適温とされている37.5℃〜37.8℃に近い温度を維持できるようにサーモスイッチを取り付ける必要があります。

流石にこればっかりは自作するのは不可能だったので、比較的安くかつ信頼性もそれなりの物で探し、こちらの爬虫類飼育用のサーモスイッチを購入しました。

お値段はアマゾンで3300円ほど。

こちらダイヤル式であまり細かい温度設定ができませんが、とりあえず38度ぐらいでセッティングしてみました。

温度センサーを箱の縁に沿わして取り付けます。吸盤が付いていますが、100均のケースには付きづらかったのでテープで仮固定。

配線の仕方は、まずサーモスイッチをコンセントに挿し、更にサーモスイッチから電球へコンセントで接続するようになっています。

そうして実際に稼働してみると……

孵卵器の温度が39.2度までは電球が付いたままだったのが……

39.3度になってスイッチがオフになりました。ちゃんと機能しているようです。

ただ、設定温度と実際の温度との間にやはりどうしてもずれが出るみたいなので、実際にセットしてみてそのズレに合わせてダイヤルの方も調整する必要があるみたいです。

なお、僕の場合だと何かセンサーに直接電球の光が当たるとかなり孵卵器内の温度とセンサーの差が出てしまうような感じだったので、センサーの周りは光が当たらないよう段ボールで覆っています。

他の人の自作孵卵器の例でも、保温器具とセンサーの位置は割と話して置いてあるケースが多かった印象です。

4.USBファン

孵卵器内の空気の循環を良くするため、USBで電源をとる小型のファンを取り付けました。こちら楽天で800円ほどで購入しました。

ファンを取り付ける理由としては2つあって、まず1つは孵卵器内の室温のムラを無くすためと、もう1つは保湿に置いて必要だからで、これは次の項で説明します。

箱の中はほぼ密閉されているため当然空気の流れがほぼほぼありません。そうなると当然電球に近いところほど暖かくなり、端の方は温度が低くなりがちです。そうするとサーモスイッチのセンサー部と実際に温められる卵とで温度の差が生じてしまいきちんと温められなくなってしまう可能性が高まるため、孵卵器内の温度をできるだけ一定にするためにファンはやはり必要だと思います。

本当はダイソーで500円で売っているというUSBファンが欲しかったのですが、数件ダイソーをはしごしても見つからなかったのであきらめてポチリました……。

5.保湿

保湿のために、孵卵器内には水を張ったタッパーを入れてファンの風に当ててあります。

この保湿がなかなか難しくて、今のところは「大きなタッパーに水とスポンジ+小タッパーに水×2」で大体湿度が40%行くか行かないかぐらいになっています。

孵卵の初期では湿度40~50%が適度と言うことなんですが、これはあくまで相対湿度なので孵卵器内の温度によってもかなり上下するので調整するのが難しいんですよね。

ただ、色々試行錯誤して思ったのは、水をそのまま入れるよりもそこにスポンジや布などを投入して乾きやすい面を作った方が湿度は上がりやすいということは分かっています。なので色々工夫をしてその環境にあった湿度調整法を見出すのが良いのかなと。

また実際に卵を入れてみたら室内環境も変わると思いますので、またその状況に合わせて湿度調整周りはちょくちょく変更していくと思います。

③まとめ

今回は、自分でヒヨコを孵化させるための自作孵卵器について紹介していきました。

何せ初めてのことなので、色々手を変え品を変え、実験を何度も繰り返してようやく現在のかなたちに落ち着いていますが、また実際に孵卵をしていく中で上手く行かないことも出て来るかと思います。

また近いうち、実際に鶏卵を手に入れて孵卵に挑戦していく中で、孵卵器がどのように機能したのか、上手く行ったのか等についてもレポートしていきたいと思います。

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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